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2007年1月27日 (土曜日)

1月25日(木) 新宿で資料集めと試写会、打ち合わせ

 久しぶりに「プロビデオステーション新宿」へ行ってみる。
 「Kerberos Saga.jp」の撮影で使用する機材のシステム案を頼まれているので、時間があるときは出来るだけ情報収集を続けている。

Topic_bokukou_ost_1新宿駅でKerberos Sagaのプロデューサーらと待ち合わせて新宿厚生年金会館大ホールへ。小学館主催の「墨攻」試写会に伺う。
 JOQRラジオドラマ「ケルベロス 鋼鉄の猟犬」の音楽を担当している、川井憲次さん(1957-)が「墨攻」の音楽を担当(Kenji Kawai Official SiteのEssayやDiaryに、この時の裏話も掲載)しているので、そんな繋がりから試写状を用意して頂いたのだ。

 ちなみに川井さんの「川井節」爆裂の「墨攻」オリジナル・サウンドトラックは、1月24日リリース(ASCS-2312)。たぶんアタシは買います。

 映画は、今から2300年程前、中国の韓・魏・趙・齊・燕・秦・楚の七国が争う戦国時代の頃。
 猛将・巷淹中(こうえんちゅう)率いる、趙軍が、燕の小国・梁城を落城せんと、国境に軍を構えていた。
 梁城では、城(国)を守るため墨家から墨者を呼ぶが、現れたのは墨者・革離(かくり)ただ一人であった。という感じで始まる。
 まずは、ちゃんと戦争の空しさを描いていて好感の持てる映画だった。原作を知っているだけに物足りなさはあるが……

 「墨攻」とは、原作小説を書いた酒見賢一(1963-)が「墨守」という言葉から作った造語で、小説執筆にあたり「戦争が起きそうになると侵略にさらされそうな城に入り、専守防衛の戦争を実際に請け負った」という「墨家」が存在したという史実を元に書いたフィクションで、広辞苑によると「墨家」の墨子(ぼくし)とは、墨翟(ぼくてき)のことだと書かれていた。
1.春秋戦国時代の思想家。墨家の祖。魯の人。姓は墨(顔が黒かったためとも入墨の意で一種の蔑称ともいう)、名は翟(テキ)。宋に仕官して大夫となる。(前480頃〜前390頃)
2.その著書。現存本五三編。兼愛説と非戦論とを唱えたもので、門弟の説も含まれるという。

 原作小説は、漫画「墨攻」(画:森秀樹/脚本:久保田千太郎)にもなっており、「ビッグコミック」(小学館)で連載(1992年〜1996年)(第40回(平成6年度)小学館漫画賞受賞)。「梁城編」で終わった原作と違い、漫画は途中からオリジナルストーリーとなり、「鼠編」、「邯鄲編」と続き完結した。
 当然ながら、原作のラストと漫画のラストは違うのである。どちらの終わり方が好きかは好みが分かれるであろうが、映画は漫画のラストに近かったな……

 アタシは漫画「墨攻」のファンで、コミックスも全巻持っているし、原作小説も買って読んだ。どちらも実家の納戸なので、この機会に再読したいと思っている。映画では尺の都合で語りきれない「墨家」の思想と「墨者・革離」の美学と生き様が好きなのである。


 試写会の後は、打ち合わせをかねて食事。
 新宿歌舞伎町「叙楽苑」(中華料理と火鍋と客家料理の店)へ。アタシは初めてだが、プロデューサーの一人は昨年、友人のラズウェル細木氏と飲み食いした店だという。
 さすがにラズウェル氏も気に入った火鍋は、薬膳タップリで美味だった。
 朝五時までやっているというから、ほとんど居酒屋みたいな営業スタイルだが、日本語が達者なお母さんもいてリピーターとして訪れたくなる店だった。
 ラズウェル氏が「人に教えたくないなぁ、この店」と言っていたらしいが、そのキモチわかります。予約しないと入れなくなるような店になってしまうと、ちょくちょく寄れなくなるからね。

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